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日本茶の淹れ方

玉露・かぶせ茶・高級煎茶など深蒸し茶ほうじ茶・玄米茶・番茶紅茶・烏龍茶抹茶の点て方粉末茶の作り方

お湯をわかし、茶を点てて飲む

お茶。「茶の湯」の祖である千利休(1522-1591)は、「茶の湯とはただ湯をわかし茶を点ててのむばかりなることと知るべし」という有名な言葉を残しました。

茶の湯とはただ湯をわかし茶を点ててのむばかりなることと知るべし
Chanoyu to ha tada yu wo wakasi cha wo tatete nomu bakari naru koto to shiru beshi

一見すると、お茶を淹れるのは簡単だと言っているように聞こえるかもしれません。しかし、ここにある「ただ」という言葉には深い意味が込められています。お茶を美味しく淹れるには学び、実践し、洗練させる努力が必要であり、その結果として、お茶を淹れるという行為がシンプルで自然なものになるのです。

ですが、ストレスを感じたり難しく考える必要はありません。簡単なレシピに従うように、ここに書かれた手順を読んで、まずは試してみてください。練習を重ねれば、お茶を淹れることは呼吸をするのと同じくらい自然なことになっていくはずです。

基本的なガイドライン

茶葉の種類によって推奨される淹れ方は異なりますが、日本茶の最もシンプルな淹れ方の目安は、「茶葉5gを70℃のお湯200mlで約1分浸出させる」というものです。これは私たちがYunomiのラベルによく記載している基準です。

茶葉:5g 時間:60秒
湯温:70℃ 湯量:200ml

日本茶を淹れる際は、一度に大量に淹れるのではなく、1杯分(200ml)や、2人分なら湯呑み2杯分(100mlずつ)といった小規模で淹れるのが一般的です。飲み終えたら、二煎目、三煎目とお楽しみください(下記参照)。複数回分をまとめて淹れると味は平均的になりますが、一回の茶葉で多め(400〜600ml)のお茶を作りたい場合に便利です。

その他の淹れ方

温度は重要です!

お湯の温度が高いほど抽出される成分は多くなりますが、旨みや甘み(テアニン)よりも渋みや苦み(カフェインやカテキン)が強くなってしまいます。

低い温度で抽出すると、渋みや苦みを抑えつつ、旨みや甘みを引き出すことができます(これが、上質な煎茶、かぶせ茶、玉露に低温が使われる理由です)。

温度計は必要でしょうか?使って損はありませんが、日常的に淹れるとなると現実的ではないこともあります。代わりに目安として、お湯を常温の陶器に入れると温度が約10℃下がると覚えておくと便利です。沸騰したお湯を温めたポットや湯呑みに移すことで、80℃くらいまで下げることができます。また、湯冷まし用の器を使うのもおすすめです。

茶葉の量と湯の量

温度調整に加え、茶葉の量を増やす、あるいはお湯の量を減らすことで、より濃厚なお茶になります。

軟水の使用

お茶には、一般的にミネラル分の少ない軟水をおすすめします。水道水が硬水の場合は、浄水器を通すことを推奨します。ペットボトルの水を使う場合は、硬度100以下のものを選んでください。

時間

紅茶は3〜5分抽出することが多いですが、日本茶の多くは1分以内で淹れるように作られています。茶葉が細かい(粉っぽい)ほど抽出が早くなるため、30秒程度で十分な場合もあります。また、温度が高いとお茶の成分が早く溶け出すため、抽出時間を短く調整する必要があります。軽い味わいを楽しみたい場合は、茶葉を少なめにするか、短い時間で抽出してください。

低い温度で抽出する場合は、成分が出るのがゆっくりになるため、長めの抽出時間を推奨します。

玉露・かぶせ茶・高級煎茶

 

玉露やかぶせ茶などの被覆栽培された茶葉や、その他の高級茶は、豊かな旨み、甘み、そして鮮やかな風味が特徴です。低温で淹れることで、高温で出やすい渋みを抑えつつ、旨みをゆっくりと抽出できます。これらの茶葉は深蒸しされている場合もあり、抽出が早くなることがあるため、時間の調整が必要になる場合があります。

  1. 一煎目
    1. 玉露(濃厚な旨みの雫を楽しみたい場合 - 最高級品向け):茶葉5g、お湯50ml、40〜60℃、2〜3分。
    2. 玉露(並級)、かぶせ茶、高級煎茶など:茶葉5g、お湯200ml、60〜70℃、1分。(旨みの成分が少なくなるため、雫の淹れ方は必ずしも推奨しませんが、試してみるのも良いでしょう。)
  2. 二煎目:茶葉はすでに開いているため、お湯を注いで即座に淹れるだけで十分です。抽出時間は10秒ほどを目安にしてください。お湯200ml(70〜80℃)を使用します。
  3. 三煎目:お湯200ml(70〜80℃)で30〜60秒。
  4. その他の推奨方法:
    1. 氷出し
    2. 水出し

深蒸し茶

 

深蒸し茶は、蒸し工程が長いため茶葉が柔らかく、加工段階で細かく砕けやすくなっています。そのため、通常の茶葉よりも抽出が早くなります。

  1. 一煎目
    1. 茶葉3〜4g、お湯200ml、70℃、30〜45秒。(深蒸しの玉露を淹れる場合は、前述の雫の淹れ方でも可能です。)
  2. 二煎目:茶葉が開いているため、お湯を注いで即座に淹れます(約10秒)。お湯200ml(70〜80℃)を使用。
  3. 三煎目:お湯200ml(70〜80℃)で30〜60秒。
  4. その他の推奨方法:
    1. 氷出し
    2. 水出し

ほうじ茶・玄米茶・番茶


 

ほうじ茶、番茶、玄米茶は大きな茶葉が使われることが多く、抽出に時間がかかるため、少し高めの温度が適しています。ただし、これらの茶種には多様なものがあるため、温度、量、抽出時間を変えてみて、ご自身の好みの淹れ方を見つけることをおすすめします。

なお、日本の一部の後発酵茶も「番茶」と呼ばれることがありますが、それらは5〜10分煮出すなど、独自の淹れ方を必要とする場合があります。

  1. 一煎目:茶葉5g、お湯200ml、80〜90℃、30〜60秒。
  2. 二煎目:茶葉が開いているため、お湯を注いで即座に淹れます(約10秒)。お湯200ml(90℃)を使用。
  3. 三煎目:お湯200ml(80〜90℃)で30〜60秒。
  4. その他の推奨方法:
    1. 氷出し
    2. 水出し

紅茶・烏龍茶

 

紅茶や烏龍茶は、高温で数分間かけて淹れることで、その風味を最大限に引き出すことができます。温度や時間を色々試して、お好みの組み合わせを見つけてください。

  1. 一煎目:茶葉5g、お湯200ml、90℃、3〜5分。
  2. 二煎目:茶葉が開いているため、お湯200ml(90℃)で1〜2分抽出してください。
  3. 三煎目:お湯200ml(70〜80℃)で3〜5分。
  4. その他の推奨方法:
    1. 氷出し
    2. 水出し